TACTには講義サイトに登録されているユーザーをグループ単位に分割して管理する機能が複数あります。ここでは、グループ管理機能を活用したTACTの利用例を紹介します。
手作業でクラスをグループに分ける
1.「サイト情報」の[グループを管理]タブをクリックする
2.[グループを作成」をクリックする
3.[新しいグループを作成]画面の下部で、そのグループに所属させるメンバーを[追加可能メンバ]から[割り当て済みメンバ]に移動させる
4.2.と3.を作成するグループ分繰り返す
手作業でグループへの割り当てを行う場合、グループに所属させるメンバーはInstructorロールが恣意的に選択する必要があります。そのため、グループにメンバーをランダムに割り当てるのには、この方法は向いていません。
CSVファイルをインポートして,10人のクラスを2人ずつ5グループ(A, B, C, D, E)に分ける
あらかじめグループ分けの内容を記載したCSVファイルを作成しておく必要があります。CSVファイルでは、1行につき1名のユーザーを指定してください。1列目には割り当てたいグループの名前を指定します(この際、グループ名を既存のグループのものにすると、その既存のグループにユーザーを追加できます)。
"," で列を区切り,2列目にはそのグループに割り当てるユーザーの「機構アカウントUPN」あるいは「プレフィックス+学生番号・教職員番号」を記載します。
なお、このCSVファイルに日本語などの全角文字が含まれる場合、windows環境では文字コードをShift-JISに、MacOS環境の場合では文字コードをUTF-8に指定してください。ExcelでCSVファイルを作成した場合、適切な文字コードが自動的に指定されます。
1.「サイト情報」の[グループを管理]タブをクリックする
2.[ファイルからインポート]をクリックする
3.[ファイルを選択]を押し,グループ分けの内容を記載したCSVファイルを指定してから[続ける]を押す
4.どのグループに誰が追加されるのかを確認し,[グループを一括作成]を押す
<補足>
メンバーをグループへランダムに割り当てる方法の一例
1.グループ分けの内容を記載したCSVファイルをExcelで開く
2.1列目の割り当て先グループを記載する列を空欄にしておく
3.3列目に"=rand()"と入力し,乱数を発生させる
4.他の行にもこの関数を適用する
5.発生させた乱数に基づいて,隣接するセルも含めて行を昇順または降順で並べ替える
6.1列目に割り当て先のグループ名を順番に入力した後,乱数が入力されている列を削除する
特定のグループに属する人にのみ「小テスト」を実施したい
- 「小テスト」で,個々の小テストの[設定]を開く
- [利用可否および提出]の中にある[テスト公開対象]を[選択したグループ]に設定する
- [グループは選択されていません]から公開対象としたいグループを選択する
特定のグループに属する人にのみ「課題」で個人レポートを提出させたい
- 「課題」で新しい課題を追加する際に、[課題を課す対象]の中にある[選択したグループにのみ表示]を選択する
- 下部のタブから公開対象としたいグループにチェックを入れる
「課題」でグループ学習の成果を1つ共同提出させたい
- 「課題」で新しい課題を追加する際に、[課題を課す対象]の中にある[選択したグループ (グループ全体の代表として一人のグループメンバがグループ課題として提出)]を選択する
- 下部のタブから公開対象としたいグループにチェックを入れる
- 「グループ課題は,選択したグループに共通する参加者がいないことが求められます.」と表示されるので「今すぐ確認」をクリックする
グループ課題では、選択したグループに共通する参加者がいないことが求められます。
共通する参加者がいた場合は警告文が表示され、共通しているメンバーが表示されます。
その際は、メンバーが複数グループに重複しないようグループメンバーを変更するか、共通するメンバーがいなくなるように選択するグループを変更するなどの対応が必要です。
この設定をすると、グループのうちの誰か1人だけが代表して課題を提出することになります.
グループから提出された課題を採点すると、その採点結果は所属メンバー全員に等しく反映されます.例えば、グループから提出された課題に10点を付けた場合、そのグループの所属メンバー全員にそれぞれ10点が加点されます。
「リソース」でグループ学習の成果を1つ共同提出させたい
1.「リソース」で,各グループ用に1つずつフォルダを作成する
2.それぞれのフォルダの[操作]より、[プロパティを編集]をクリック
3.[このフォルダとその内容は選択されたグループだけ閲覧可能]を選択し、
割り当てる先の1つのグループにチェックを入れて[更新]を押す
4.フォルダの[操作]にある[フォルダの権限を編集]より、Studentロールの[リソースを作成]にチェックを入れる(リソースを作成、リソースを読む、自分のリソースを編集、自分のリソースを削除の4つにチェックが入っている状態)
「リソース」で成果物を提出させた場合、TACT内でそれを採点することはできません。
成果物をTACT内で採点する場合、「課題」内で提出させてください。
「課題」で成果物を共同提出させる方法は「課題」でグループ学習の成果を1つ共同提出させたいをご覧ください.